キングダムネタバレ 桓騎の弱点とは
*キングダムより
このページでは、李牧や慶舎が語っていたキングダム桓騎の弱点について徹底的に考察していきたいと思う。
将軍桓騎は、元野盗という存在で初登場は、魏との山陽戦が始まりであった。そのときは、王翦と同じ副将として描かれていた。その山陽戦で圧倒的に成果を出していく姿は、高いカリスマ性をまとい、読者お気に入りのキャラクターとなっている。
この桓騎であるが、趙の李牧と慶舎によると大きな弱点があるという。
今回は、桓騎の弱点について考察したいと思う。
李牧・慶舎がいう桓騎の弱点とは
慶舎が見つけた桓騎の弱点について
桓騎を総大将とした黒羊丘の戦いの中で、趙の慶舎と李牧が弱点を見つけたシーンがある。
下の画像は、慶舎をおびきよせたときに、退却することになるが、そのときに慶舎が弱点を見つけるシーンだ。「そしてお前の”弱点”もよくわかったぞ」と語っている。
※キングダムより
この慶舎であるが、合従軍戦では麃公と対峙している。この慶舎、武将の型としては、本能型の将軍として力を持っていて、麃公との戦いでは、麃公が罠にはめられ苦戦する描写がたくさんあった。それほどまでに強い将軍ということだ。
桓騎が慶舎を倒すためにとった策とは
*キングダムより
それでは、この慶舎が見つけた桓騎の弱点について、慶舎と戦った戦闘から考えてみようと思う。
慶舎との戦闘その1
1日目に、ゼノウ一家と雷土隊を配備していたのだが、慶舎の攻撃力の高い練兵隊に突然攻撃されてしまうことになる。慶舎が攻撃した部分は桓騎軍の1列目の3列目の間である2列めだ。そうして、2列目を潰すことに成功する慶舎であるが、そうすることで、1列目と3列目以降が別々に分断されてしまう。そうすることで、全体の部隊から1列目は連絡が孤立してしまい、身動きがとれない状況となってしまう。
窮地に陥った、ゼノウ一家と雷土隊は、ここで火兎という笛を吹く。普通、退却するときは隊を整えて逃げる、いわゆる殿をするということであるが、このときは、桓騎軍は独特で個人個人がバラバラになって逃げるというものだ。つまり、逃げ切れるかどうかは個々人の力量次第になってしまう。これは、野盗ならではの彼らの戦略ということになる。
*キングダムより
慶舎との戦闘その2
桓騎を倒すためにとった桓騎の策は、こちらからは何もしないというもの。そうして待っているうちに、慶舎自体が動き出すのをおびき寄せるというものだ。これは、慶舎自体がやっている策を、そのまま桓騎がやってしまうことになる。やはり、桓騎の将軍としての強さがわかるシーンだ。そうしておびき寄せた桓騎はゼノウ一家を使って慶舎を攻撃することにするが、ここでは討ち取ることに失敗してしまう。
この何故、討ち取れなかったのかを考えると、桓騎の策が失敗してしまったときにリカバリーができないからではないかと思う。また、桓騎への忠誠心がないため、策が失敗してしまうと、そこから個々人で動いてリカバリーするという展開にはならないのだろう。
*キングダムより
▶︎雷土隊
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一応、雷土隊であったり、他の隊についても桓騎に対する忠誠心はあり、武将レベルでは忠誠心のあるやり取りが表現されている。
▶︎ゼノウ一家
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桓騎の弱点1 横の連携がない
*キングダムより
桓騎軍の特徴は、桓騎が主役として隊が機能するという、完全なトップダウン型の組織だ。それらの隊はそれぞれが単体で機能している。隊が連携して動くというスタイルがないのが特徴としてある。
そのため、輪虎を連携して倒した、信たちのように柔軟に隊同士が連携して倒すというのはあまり得意ではない。戦いのスタイルとしては、桓騎のカリスマ性をもって、作戦を実行するという桓騎軍の強さは桓騎1人にかかっているという状況だ。もし、桓騎がいなくなったとき、また、桓騎との連絡網が閉ざされてしまったとき、隊のみんなは孤立してしまう恐れがあるのだ。
いくら個で逃げるという戦略があっても、逃げ切った先でもどう動けばよいかわからない場合ではリカバリーが効かなくなってしまうことがあるだろう。
桓騎の弱点2 縦の連携がとれないと詰む
*キングダムより
桓騎の戦い方は、完全なるトップダウン型なので、軍の戦略は桓騎が握っている。桓騎の能力次第で軍のちからが大きく変わってしまうことになる。
もし、桓騎が罠に陥って、桓騎からの連絡網が機能しなくなってしまうと、軍全体が機能しなくなってしまうおそれがある。桓騎軍の強みは、桓騎の戦略と、それを実行してしまう桓騎のカリスマ性にある。つまり、桓騎の戦略が実行できなくなってしまうときに、軍の力が大幅に激減してしまうことになるだろう。
桓騎の弱点3 末端の部下は桓騎を信頼していない
*キングダムより
末端の部下は桓騎を全く信頼していないため、隊がピンチになると隊で連携して逃げるという戦略がとれなくなってしまう。隊で逃げる方がよい場面もあるだろうが、その戦略はとれないというもので、これは自分の命が最優先のためだ。
そのため、桓騎の作戦がうまく行かなくなったときに、リカバリーが全くできなくなってしまうからだ。桓騎が罠にはまられることがあったら、それで一気に隊がピンチに陥り一網打尽にされてしまうだろう。
桓騎の弱点4 ミッションがない
*キングダムより
会社経営でもそうだが、桓騎には人を引きつける強いミッションがない。秦王である政は、中華の統一という未だ誰も成し遂げたことのない夢がある。しかし桓騎には、人を熱くさせるような強い目標がない。あるのは、お金だけだ。ある意味、この桓騎の姿はカリスマ経営者に似ている気がする。
桓騎の弱点をついて討ち取る方法について
*キングダムより
この慶舎との戦いの中で、李牧が「桓騎の弱点」と表現する場面がある。もし、私が李牧であるなら、桓騎をどうやってか罠にはめて、他の隊との連絡をとれない状況を作る。そうすることで桓騎の戦略を封じ込めることができ、あとは他の隊を一つずつ叩いていく。李牧もこの戦略でいくことを考えているだろう。
桓騎の弱点まとめ
*キングダムより
以上、桓騎の弱点についてまとめてきたが、桓騎の特徴は、自らの強いカリスマ性と、彼の考え方そのものが軍の中に弱みを生み出していると考えても良い。
これは、儲かる会社を経営して、お金は手元にあるのだが、日常に満足することができない、虚無感をキャバクラに行ってなんとか満たそうとするという経営者に似ている。そういった経営者についてくる人たちは、結局は目的は女と金だったりする。この桓騎という超カッコいいキャラクターが、今後どうなっていくかは期待したい。
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