2017年11月14日2019年6月13日

*キングダムより

このページでは、キングダムの中で圧倒的なライバルとして存在し続けている趙の三大天李牧が、史実によると王翦に敗北されてしまうという説について、改めて確認していきたいと思う。

キングダムネタバレ 李牧が王翦に敗北する説について

 

まず、秦との戦いでは、以下の大きな叩きが繰り広げられてきているので改めて確認していきたい。

李牧との死闘について

場陽の戦い

場陽の戦いでは、王騎が総大将として趙を攻め入ることになる。ここでは、騰、蒙武、信、羌瘣などが参戦することになる。

ここでは、蒙武が龐煖を討ち取ろうと躍起になって、蒙武と同じく王騎も罠にはめられてしまうことになる。そうして、王騎と龐煖の一騎打ちとなり王騎が龐煖に敗北してしまう。このときに、王騎の戦略を上回る戦略で討ち取ることができたのは、趙三大天の李牧の功績と言える。このときに、出てきた李牧の存在はとてつもなく大きい。

呂不韋との舌戦

次に、呂不韋が趙の春平君を拉致をされたときに、趙は秦を訪問することになる。そこでは、呂不韋との舌戦が繰り広げられる。そこでは、魏と趙の国境にある韓こうを譲り渡し、秦趙同盟をすることになる。そのときのスケールが大きすぎて本当に李牧のでかさがわかる場面だ。

大合従軍戦

次に、魏との山陽戦が終わった後に、李牧は大合従軍戦をしかけてくることになる。ここでは、総大将として、楚・韓・燕・魏・趙の５ヶ国で攻め込むことになる。秦　VS　大合掌軍という戦いの中で、圧倒的な戦力で挑む姿は李牧の力に絶望を感じることしかできなかったはずだ。それほどまでに李牧の力はでかいのだ。

鄴攻め戦

鄴攻めでは、印象的なシーンとして李牧自らが将軍となり王翦軍の麻鉱を討ち取るシーンがある。この場面は軍師としてではなく、将軍としての李牧の力が際立って表現されている。それほどまでに強い存在なのである。

この強敵李牧であるが、史実によるとなんと、秦の王翦に打ち負かされてしまうという。その史実における流れを確認するとともに、今後の展開について予想をしていきたいと思う。

鄴攻めから李牧を討ち取るまでの史実にもとづく考察

まずは、鄴攻めの史実における功績について考えていきたい。

史実における鄴攻めの戦い

*キングダムより

鄴攻めにおいて、史実によると、王翦、桓騎、楊端和が多大な戦果をあげることになる。この功績は、王翦の大きな戦果の初めの１つとして歴史上名を残している。

そのため、漫画キングダムにおいて、この鄴を攻め落とすことは王翦の成功に終わるはずだ。展開としては、橑陽と朱海平原では、どちらも抑えることに成功すると予想できる。

史実における平陽の戦い

次に史実によると、鄴攻めが終わった２年後に、趙の平陽に桓騎が単独で進軍することになる。ここでは、扈輒（こちょう）を倒し、趙の戦力を大幅に減少させることに成功していくことになる。

 

桓騎が李牧に負けることになる戦い

*キングダムより

史実によると、平陽の戦いのすぐあとに、李牧と桓騎が戦うことになるのだが、李牧は桓騎を打ち負かすことになる。

黒羊丘の戦いでは、李牧が桓騎の弱点について見抜いたシーンがあるため、将来的に、李牧が桓騎を打ち破ることになると想像している。
ここの点については、別ページに記入しているため確認してほしい。

 

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王翦が趙王に讒言をして李牧は処刑される

*キングダムより

事実は小説よりも奇なりとは言ったもので、結局最後には趙王が李牧を処刑してしまうことになる。

史実では、奸臣の郭開というものがいるのだが、王翦がたくさんの賄賂その郭開に送り、謀反を企てるのである。そうして、郭開は趙王にこう讒言をする。「趙三大天の司馬尚と李牧が反旗を翻そうとしている」と。

そうして、趙王は李牧の三大天、大将軍としての地位をとったのだが、李牧は言うことを聞かなかった。その態度に業を煮やした李牧は司馬尚と李牧を処刑することにした。

史実では、超優秀な軍師と将軍のいなくなった趙は、この事件がおきてから、三ヶ月がたつころに趙は滅ぶことになる。

漫画キングダムでは、この展開に沿うように、趙王と李牧との不仲、また、趙王の歪んだ性癖の描写が随所に展開されているのがわかる。

 

▶秦の政への李牧からの言葉「本当ならあなたのような王にお仕えしたかった」

*キングダムより

 

ちなみに、趙王の太子については、嘉は優秀な人物として表現されている。

▶趙国太子　嘉

*キングダムより

 

李牧が信に敗北することの考察

キングダムの作中では、何度も信が王騎の矛で李牧を討ち取りたいという場面が表現されている。

キングダムは史実にもとづいて話が展開されているため、残念ながら信は李牧を討ち取ることができないと想像している。だが、予想としてありえるのは、李牧は王翦が討ち取ることになるのだが、龐煖を王騎の矛で信が討ち取るという熱い展開が予想できる。

この王翦が讒言をして李牧を討ち取るということは、通常の武将では考えることができない荒業であるといえる。今回のケースは、王翦の類まれなる戦略家としての政治力に長けているため出来たものだと感じる。

ここの王翦の政治力については、漫画キングダムでは未知数として表現されているのだ。史実においては、信が李牧を討ち取らないことになっているが、今後の展開は楽しみである。

▶麻鉱への奇襲をかけた李牧を追いかけた信

*キングダムより

 

▶鄴攻め前の信が政に王騎の矛で李牧を討ち取ると語るシーン

*キングダムより

 

李牧が王翦に敗北する説のまとめ

今まで、秦を散々苦しめてきた李牧が、王翦の讒言によりあっさりと処刑されてしまうのは拍子抜けかもしれないが、これは史実としてあるのである。

今後のキングダムにおいて、王翦の戦略で上記の展開で進むことが予想されるのだが、個人的には信が王騎将軍の矛で李牧を討ち取るという胸アツな展開を希望している。

 

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